程永华先生在纪念《中日和平友好条约》缔结45周年“池田大作与中国”主题研讨会上的致辞(汉日对照)(水本圭亮 朴爱花 译)

发布时间:2023-04-10


在“池田大作与中国”主题研讨会

开幕式上的讲话

(2023311日,绍兴)

中日友协常务副会长 程永华




尊敬的叶兴国校长,    

尊敬的铃木将史校长,

各位专家学者,朋友们,同学们:

大家好!很高兴来到人杰地灵的绍兴,出席浙江越秀外国语学院和创价大学联合主办的“池田大作与中国”主题研讨会。在此,我谨代表中国日本友好协会对研讨会的成功举办表示热烈祝贺,向出席活动的各位师生和两国各界朋友表示诚挚问候!





浙江越秀外国语学院创价大学分别由中日两国著名教育家邵鸿书先生和池田大作先生倾注心血一手创办,并在精心呵护中不断发展壮大,为本国和世界培养了一批专业知识扎实、拥有国际视野、富于人文情怀的高素质应用型人才。





当前,百年变局加速演进,局部冲突和动荡频发,全球性问题加剧,世界进入新的动荡变革期。中日两国作为世界第二、第三大经济体,两国关系发展走向对地区和世界也具有的影响。在此背景下,越秀外院和创价大学举办本次研讨会,重温历史、聚焦当下、展望未来,坦诚深入交流,共商友好合作,具有重要意义。





去年是中日邦交正常化50周年。吃水不忘掘井人。中日关系一路走来,凝聚了两国无数先贤的心血与智慧。这其中就包括我们极为敬重的周恩来总理和创价学会名誉会长池田大作先生。池田大作先生是中国人民的老朋友、好朋友,长期以来,领导创价学会、公明党坚定致力于中日友好,为中日关系恢复、改善和发展作出了重要贡献。特别是早在1968年,池田大作先生在2万多名日本青年参加的集会上,提出中日邦交正常化倡议,表现出超凡的勇气和远见卓识。此后,池田大作先生多次率团访华,其中197412月周恩来总理与池田先生的历史性会见成为中日友好交往的永恒记忆。也正是在这次会见之后,我作为新中国第一批赴日留学生有机会进入创价大学学习,并在池田先生的提议下在校园里种下了“周樱”。邦交正常化50多年来,中日关系取得长足发展,各领域交流合作成果丰硕。历史和现实一再证明,保持中日关系长期健康稳定发展符合两国和两国人民的根本利益。











鉴往知来,历史是最好的教科书,也是最好的清醒剂。先贤的智慧与勇气值得铭记并赓续传承。去年,习近平主席与岸田文雄首相实现首次线下会晤,双方就共同致力于构建契合新时代要求的建设性、稳定的中日关系达成重要共识,为两国关系指明了方向。我们应以两国领导人重要共识为引领,不忘初心,继续将中日友好精神发扬光大。







然而,我们不无遗憾地看到,当前日本国内把中国视作战略安全威胁、并借此扩充军备的倾向在上升,这一动向值得高度警惕。因为这不仅关乎中日关系走向、日本自身利益,也关系到亚洲的和平与稳定。中方始终主张中日和平友好、合作共赢。去年11月习近平主席在曼谷会见岸田文雄首相时强调,中日两国社会制度和国情不同,双方应该相互尊重,增信释疑。要继续发挥地理相近、人文相通的独特优势,开展政府、政党、议会、地方等各渠道交往交流,尤其要着眼长远,积极开展青少年交流,塑造相互客观积极认知,促进民心相通。这番话为推动两国关系稳定健康改善发展提供了深刻启示,也为两国各界交流合作及正确看待对方国家提供了重要遵循。











各位来宾,各位朋友:

察势者明,趋势者智。”今年是中日和平友好条约缔结45周年。双方应以此为契机,共同重温条约精神、履行条约义务,落实“互为合作伙伴、互不构成威胁”的重要政治共识,深化各领域交流合作,推动中日关系沿着正确轨道改善发展。面向未来,中日友好协会愿与包括浙江越秀外国语学院、创价大学在内的两国各界一道,风雨同舟,携手同行,为培养中日友好事业接班人,为构建契合新时代要求的中日关系贡献力量。

谢谢大家!


「池田大作と中国」国際シンポジウム開会式スピーチ


2023311日、紹興

中日友好協会常務副会長 程永華




尊敬する葉興国(よう・こうこく)学長

尊敬する鈴木将史(すずき・まさし)学長

先生方、そして学生のみなさん、こんにちは。

 偉人ゆかりの地である紹興で、浙江越秀外国語学院と創価大学が共催する「池田大作(いけだ・だいさく)と中国」国際シンポジウムに参加することができ、非常に嬉しく思っております。ここで、私は中国日本友好協会を代表いたしまして、シンポジウムの成功を心よりお祝い申しあげますとともに、ご来席いただきました先生方、学生の皆さん、そして両国の友人の皆様にご挨拶を申しあげます。





浙江省越秀外国語学院は邵鴻書(しょう・こうしょ)先生、創価大学は池田大作先生という、著名な教育家が心血を注いで創立し、大切に守り育ててきたものです。国のため、そして世界のために、確固たる専門知識・国際的な視野・人類とその文化への敬意に溢れた精神をもつ、優秀な応用型人材を育成してきました。



世界は今、百年来の大変局が更に加速し、地域紛争や混乱が頻発し、グローバルな問題が激化する中で新たな激動と変革の時代を迎えています。中日両国は世界第二、そして第三の経済大国であり、両国間の関係の行方は地域と世界にとって重要な意味をもっています。このような背景のもとで、浙江越秀外国語学院と創価大学が本シンポジウムを開催して歴史を振り返り、現在を見つめ、未来を展望し、そしてお互いに胸臆を開いて交流をして友好と協力について語り合うことは実に意義深いものであります。



 昨年、中日両国は国交正常化五十周年を迎えました。中国のことわざに「水を飲むとき、井戸を掘った人を忘れない」とあるように、中日両国の関係は無数の先賢たちによる努力と知恵の上に築かれてきたものです。その中に、我らが敬意を表してやまない周恩来総理、そして創価学会名誉会長の池田大作先生が含まれています。池田大作先生は中国人民にとって古くからの良き友人で、創価学会と公明党を率いて長きにわたり中日友好に力を尽くしてこられました。そして、中日関係の回復、改善、発展に非常に大きな貢献を果たされました。特に、1968年には2万人を越える日本の若者たちが参加した集会にて、中日国交正常化構想を発表し、非凡なる勇気と卓見を示されました。その後、池田先生は何度となく訪中団を率いてこられました。197412月には周恩来総理と歴史的な会談を成功させており、これは中日友好にとって永遠の記憶となっています。まさにこの会談の後に、私は新中国になって初めての国費留学生として創価大学に留学する機会を得たのです。そして池田先生の提案で、周恩来総理の思いをこめた「周桜(しゅう・ざくら)」をキャンパスに植えたのでした。国交正常化から五十年、中日関係は長足の進歩を遂げ、様々な分野の交流と協力に結実しています。中日関係の長期的な健全で安定した発展を維持することが、両国・両国民の根本的な利益につながることは歴史と現実が幾度も証明しています。



過去を鑑に将来の趨勢を知るという意味の「鑑往知来(かんちおうらい)」という言葉がありますが、歴史は最良の教科書、最良の薬です。先人の知恵と勇気は心に刻みつけ、受け継いでいく価値のあるものです。昨年、習近平国家主席と岸田文雄首相は初めて対面での会談を行いました。ここで、中日双方は新時代の要求に一致する建設的で安定した中日関係の構築に取り組むことについて重要な共通認識に達し、両国の進むべき道を示しました。私たちは、両国指導者による重要な共通認識を指針として、初心を忘れることなく、中日友好の精神を大いに発揚し続けていくべきです。



しかしながら、日本国内において中国を戦略安全保障上の脅威をみなし、軍備拡張に利用しようとする傾向が強まっていることは遺憾であり、この点は大いに警戒する必要があります。それは、中日関係の行方や日本自身の利益だけでなく、アジアの平和と安定にも関わるからです。中国は一貫して中日の平和と友好、ウィンウィンの関係を提唱してきました。昨年11月、習近平国家主席はバンコクで岸田文雄首相と会談をし、中日両国は社会制度や国情が異なるため、双方がお互いを尊重し、信頼の醸成と疑念の払拭に取り組むべきと強調しました。地理的に近く、人と文化の結びつきがあるという独自の利点をいかし、政府、政党、議会、地方など様々なチャンネルを通じて交流を続ける必要があります。特に、長期的視野にたって青少年の交流を積極的に行い、お互いに客観的で積極的な認識を築き、国民間の相互交流を促進していかなければなりません。習近平国家主席のこの言葉は、両国関係の安定的で健全かつ改善された発展を促進するための重要な示唆に富んでおり、両国各界の交流と協力、そしてお互いの国を正しく見るために遵守すべき重要なものです。


皆様。

「情勢を洞察できるものは聡明であり、情勢に順応できるものは賢明である」という言葉があります。今年は中日平和友好条約締結四十五周年です。中日両国はこの機会に条約の精神を振り返り、条約の義務を履行し、「互いに協力のパートナーであり、脅威とならない」という重要な政治的共通認識を実践し、各分野における交流と協力を深め、正しい軌道に沿って中日関係を改善・発展させていくべきです。これからの未来にむけて、中日友好協会は浙江越秀外国語学院と創価大学を含む両国各界と協力して困難を乗り越え、中日友好事情の後継者を育て、新時代の要求にこたえる中日関係の構築に貢献できることを望んでいます。

ご清聴ありがとうございました。




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