“LSCAT杯”浙江省笔译大赛二等奖作品 (日语2005班 潘雅美)

发布时间:2023-03-10

届“LSCAT杯”浙江省笔译大赛

二等奖

项目:汉译日

日语2005班潘雅美

冬是穿着素服的白衣天使,它优雅恬静,让您感悟到它圣洁又亲切。

冬は白い服を着ている白衣の天使であるかのように、上品で淑やかで、神聖さと親切さを悟らせてくれる。


初冬,绿树慢慢变成灰褐色,风也变得尖啸而寒冷刺骨,花谢果落了,只有菊花还在寒风中摇曳。沿路的树叶变得枯黄而纷纷落地,冬天便这样来了,而且愈来愈寒冷。

初冬になると、緑の木々が徐々に灰褐色に色褪せ、木枯らしの風ばかり吹きすさんでくる。花も実も落ちてしまったが、菊の花だけが冷たい風にゆらゆらとしている。街路樹も枯れ葉をはらはらと落とす。そうした中で冬が訪れた。そして、どんどん冷え込んでいく。


一棵棵光秃秃的树枝,在寒风中吹着口哨,周围是一片寒冷,一片静寂,你是否感悟到在那枯叶覆盖的大地之下又蕴藏着深厚的新的生命?树枝虽是光秃秃的,但树的根却深深地扎在土层中,汲取养料,在静寂中积蓄力量,一旦春天到来,这种新的生命力便勃发出来——先是那临岩怒放的迎春花,再是那如火似霞的桃花,然后是如燎原之火的百花次第开放。

葉がすっかり落ちた冬木立が、寒風の中で口笛を吹きながら、一面の寒さと静かさに包まれる。しかし、枯れ葉に覆われた深い地下に宿っている新しい命を感じていないだろうか。枝だけのままでも、その根は深く大地に張り、養分を摂取しながら、静寂の中でこっそり力を蓄えている。いったん春が来ると、この新しい生命が萌えてくる。まずは岩に臨んで咲き乱れる黄梅、そして火炎や丹霞のように燃え立つ桃の花、それから燎原の火のように次第に咲く様々な花…


当冰雪覆盖着大地,冬以坚冰窒息的小泉、小溪,一任飞雪铺天盖地时,大地茫茫,举目皆白。这时,别以为周围只有单调的苍白和乏味的冷寂,也不要以为万物一切都回归了自然,它们之中,还有不畏严寒而傲霜斗雪的英勇之士,梅花就是“香自苦寒来”的。为此,谁又能否认冬同样是生命旺盛的竞技场?从这里,可以丈量一个不息生命的厚度,可以洞烛一切灵物的纯度。透过冬的冰层,可以发现冬的天地最明亮。冬是幽静安宁的季节,但不是安眠,而是一种积蓄酝酿。这时,我想起古人说的一句话:“夏天可畏,冬天可爱。”

氷や雪に覆われた大地。冬になって、泉や小川が硬い氷で凍り、雪がこんこんと吹き積もったら、一面の銀世界が見渡せる。この時、周囲は単調な蒼白と退屈な寂しさしか残らず、万物がすべて自然に戻ったとは思ってはいけない。その中に、寒さを恐れずに風霜と闘う勇士がいて、梅こそが「寒苦に耐えて咲く」のである。したがって、冬は生命を躍動させる競技場でもあることを、否定できる人間は誰一人もいないだろう。そこから、果てしない人生の厚みを測ることができるし、あらゆる生き物の純粋さも見通すことができるわけだ。冬の氷を通してみると、冬の世界ほど明るいところはどこにもないと悟るだろう。冬は隠遁と静寂の季節だが、安らかな眠りではなく、一種の蓄積や下準備である。ここで、「夏は恐れるべき、冬は喜ぶべし」という古いことわざが思い出される。


 冬,它浓缩了一春一夏的欢乐与热情,抒写着一串串秋的盈盈豪情,它用你对大自然殷切的期待而凝结成亮丽剔透的六角形诗帆,洒向空旷的大地,预示着来年的喜讯。

春と夏の喜びと情熱を凝縮する一方、秋の雄大たる気概も表現した冬は、あなたの自然への熱い期待を込めて、明るく透き通った六角形の詩の帆を結晶と化し、広々とした大地にばらまき、翌年の吉報を告げている。


冬,深藏着春夏秋的真情实意,用多彩的笔勾勒出写意的横竖撇捺点,展示出冬的意蕴。你若嫌其苍白单调,那就得用心去感悟它。走进冬的怀抱,需要有与寒风暴雪搏击的勇气和信心,需要能忍受冬的冷酷。冬没有百花争艳的烂漫,也没有莺歌燕舞的活泼,面对冬,需要的是勇往直前不懈搏击!

春夏秋冬の真意を込めた冬は、恣意的に多彩なる筆を振るい、凛とした気品を見せている。もしそれを白ばかりで色彩に乏しいと思って嫌がっている人がいれば、ぜひ心を込めて見直してみてください。冬を抱くには、風吹雪に対抗する勇気と自信が必要であり、酷寒に耐える根気も不可欠である。冬には百花繚乱の絢爛さもないし、歌ったり踊ったりする春禽がもたらす活発さもないからこそ、冬に直面するには、勇ましく進んで絶えず戦わなければならないのだ!