导论
序 論
自从1776年亚当・斯密(Adam Smith)的《国民财富的性质和原因》(An Inquiry into the Nature and Causes of the Wealth of Nations)一书发表以来,对可持续增长的追求已经成为全世界的经济学家和政策制定者最为着迷的课题。以今天的生活标准衡量,在18世纪初世界上的所有国家都处于贫困状态。各国经济以农业为主体。在上千年时间里,人均国内生产总值(gross domestic product, GDP)的增长率一直在年均0.05%左右徘徊。直到工业革命开始之后,现今发达国家的人均收入增长才开始加速,19世纪的年均增速跃升至约1%,到20世纪又翻了一番,约为2%。这是一个不可想象的变化。18世纪之前世界总收入翻一番要用约1400年,但在19世纪,同样的过程只用了约70年,到了20世纪,现今发达国家只需要35年(Maddison,1995)。然而,增长加速仅限于工业革命的发源地英国、西欧的一些经济体,还有英国的“海外分支”国家:澳大利亚、加拿大、新西兰和美国(Maddison 1982)。这导致了各国收入水平的巨大差距。最发达的少数国家和占大多数的底层低收入国家的收入比率从1870年的8.7倍上升到了1960年的38倍(Pritchett 1997)
1776年にアダム・スミス(Adam Smith)の『諸国民の富の性質と諸原因に関する一研究』(An Inquiry into the Nature and Causes of the Wealth of Nations)が発表されて以降、持続可能な成長は、世界中の経済学者と政策立案者にとって最も興味深い課題となった。今日の生活水準から評価する場合、18世紀初め頃における世界中の全ての国が貧困状況に置かれていた。各国の経済は主に農業に基づくものであった。何千年の間、1人当たりの国内総生産(gross domestic product , GDP)の年間の成長率は、約0.05%に止まっていた。産業革命が始まることにより、はじめて先進国における1人当たりの国民所得の増加ペースが加速し、19世紀の年平均成長率は1%に跳ね上がり、20世紀にはさらに倍増して約2%となった。これは思わぬ変化であった。18世紀までの全世界における所得倍増の期間は、約1400年間であった。しかし、このようなプロセスを実行するのに、19世紀には70年間に縮まり、20世紀になると、現在の先進諸国ではただ35年間しかかからなかった(Maddison 1995)。しかし、経済成長の加速化は、産業革命の発祥地であるイギリス、西ヨーロッパにおける一部の国、及びイギリスの「派生国:オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、アメリカ」等で限り、現れたものであった(Maddison1982)。その結果、数が少ない上位の先進国と大部分の低所得国の間、所得が1870年の8.7倍より、1960年の38倍までに上がったため、所得格差が大きく広がった(Pritchett 1997)。